【もう迷わない!】色決めに役立つ4つのポイントとは

伊原塗装の健太郎です!

だいぶご無沙汰してしまいました…。

日々、年末感が増してきておりますね!

どんどんと寒くなっていく時期ですので、

みなさまご自愛くださいね。

私はといえば寒くなってきて、ほぼ趣味と化しているラーメン食べ歩きが捗っております…。

個人的なラーメンオブザイヤーは本郷にある”中華蕎麦にし乃”さんです

さて、年末年始はご家族で集まる方も多いかと思います。

その時に家の塗り替えについてお話しされて、

年始にお声がかかるというケースも良くあります。

外装にせよ、内装にせよ、いざやるぞとなった後に

悩まれることが多いのが、”色”です。

今と同じ色でいいよという方もいれば、

こだわった色にしたい方もいらっしゃいます。

色決めの際は以下のような日本塗料工業会の発行する

色見本帳を見ながら決めることが多いのですが、

いきなり決めてと言われても困ってしまいますよね…。

そこで!今回は色決めに役立つポイントをご紹介します!

  1. 色について知る
  2. 色見本帳を活用する
  3. 色の数を考える
  4. 配色を考える

この4つを抑えると色決めが楽しくなりますよ!

1.色について知る

私たちは物に当たった光を目で受けて、色を判別しています。

色は、色相・明度・彩度という3つの要素でできています。

ん~難しそうと思ったかもしれませんが、

それぞれについて簡単に説明します!

色相は、色あいです

赤、青、など色味を表します

明度は文字通り明るさです

彩度は鮮やかさです

とってもざっくりとした説明ですが、これを覚えていただければ大丈夫です!

色は色味と明るさと鮮やかさでできているのね、でOKです!

ここで1つポイントは、色相は赤から始まって紫で終わるということです!

(難しい話をすると赤外線と紫外線が関係してきますが、それはまた別の機会に…)

これを知っているかいないかで、

色見本帳を見た時の印象がガラッと変わります!(本当です)

詳しくは事項にて説明いたします。

2.色見本帳を活用する

さて、では先ほどの内容が色見本帳とどうつながるかをお話しします。

色見本帳には、左上にYやGYなどの記載があります。

これは色の頭文字を表しています。

その順番は先ほどの赤から紫の順に並んでいますので、

パラパラとめくっていただくとお目当ての色に近づきます。

また、各色の下にJ22-85Fなどの文字が書いてあります。

(ちなみにこんな色です)

その文字は、以下の構成になっています!

色相は、1~99まであり、赤橙黄緑青藍紫(せきとうおうりょくせいらんし)の順に並んでいます。

明度は10~95まであり、99に近づくほど明るくなります。

彩度はA~Xまであり、Xになるほど鮮やかになります。

ちなみに、N-90のような表記の色もありますが、

それは色味がない無彩色(白~黒)になります。

これを知っていると、もうちょっと明るくしたいなら明度を上げた見本を選ぼう

もうちょっと鮮やかにしたいなら彩度を上げた見本を選ぼうといった判断ができるようになるのです!

例えば先ほどの22-85Fをもうちょっと暗くして、22-75Fにしてみようとなると…

こうなるわけですね!

どうでしょうか?だいぶ印象が変わったのではないでしょうか。

また、色は見本の面積が小さいほど濃く見えるので、

実際に外壁に塗ってみると思っていたよりも薄く見えることがあります。

(明るい色か暗い色かでも見え方は変わります)

慎重に決めたい方は、色見本帳だけで決めるのではなく、

A4サイズの見本を施工会社に作ってもらうのもおススメです!

3.色の数を考える

さて、色の数も大事なポイントですね!

結論から言いますと、1~3色程度にするのが私のおススメです!

え?色が多いほうがゴージャスじゃない?という方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、3色以内がおススメな理由は結構あります。

  • ガチャガチャした印象になる
  • 色分けに時間がかかり、施工期間が延びる
  • 場合によっては色分け経費がかかる

私としては、街に馴染む色をベースとし、

1階と2階で色を分けたり、鉄部や破風、壁の一部など

ポイントで色を分けるのがスマートだと感じます。

例えばこんな感じですね!

もちろん、好みの問題でもありますので、

多くの色を使いたい場合はその旨お気軽にご相談ください。

4.配色を考える

さて、では最後に配色についてです!

配色は、最後は好みになってしまいますが、

ポイントだけお伝えしますね!

(色の配色について詳しく知りたい方はこちらのサイトがおススメです)

まず派手すぎる色は基本NGです!

これは光が外壁に当たって反射し、

お隣さんの外壁に映ってしまうことがあるためです。

また、お住いの場所によっては景観法で使える色が決まっていたりもします。

ご確認されることをおススメします。

また、塗膜を長持ちさせたいという観点からすると、

濃い色はあまりお勧めできません。

(塗料の特性上、白く色褪せるのが早くなります…)

ちなみに、色あせしやすいのは黄色

色あせしにくいのは・黒・と言われています。

また、室内の場合、床から天井になるほど明度を明るくすると空間が広く見え、

暗くすると重厚感のある空間になります。

どんな空間、どんな外壁にしたいかによって選択すると良いですね!

悩んだ際はもちろんお気軽にご相談くださいね!


最後まで見ていただき、誠にありがとうございます!

いかがでしたでしょうか。

色は本当に奥深い世界で、今回触れたのはほんの触りの部分です。

興味を持った方はカラーコーディネーターの資格を取得するのもありかもしれませんね!

個人的に色決めは、一緒に悩む時間もまたワクワクしますので、

ぜひお気軽にご相談ください!

そしてこの記事が少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

それではまた次回もよろしくお願いいたします!